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久米島高校離島留学生の寮生活
久米島高校離島留学生の寮生活
沖縄本島から西に約100kmの離島 久米島。
久米島にある唯一の高校、久米島高校では、島外からの生徒を募集する「離島留学制度」を行っています。
こちらのブログでは、島留学生が生活する寮のハウスマスターの視点から、寮生活についてはもちろん、久米島や島留学についてもご紹介していきたいと思います。
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2017年01月28日

【久米島離島留学】お母様インタビュー

ハイタイ!

昨日、寮生(1年生女子・東京出身)のお母様がご来島されました。

せっかくなので、お話を聞かせていただけないか頼んだところ…
快く承諾してくださいましたニコニコ

お母様、本当にありがとうございました。


素敵なインタビューになりました。以下、ご覧ください。


今回島にお越しいただいた経緯を教えてください。

入学以来、一度も島に来ることができていなかったんです。
入学式の日は、弟の入学式とかぶっていたので、こちらにはお父さんが来ていました。
体育祭のときも、お父さんのみだったんです。

ですが、娘が1年生の年度内に、なんとしても担任の先生やハウスマスターさん、里親さんにきちんと挨拶をしたい!と思い、
今回なんとか都合をつけて訪問させていただきました。

母としての義務!ですよね。意地でも来ようと思いました(笑)。


【久米島離島留学】お母様インタビュー
(とっても明るくて気さくなお母さん。今までも、電話やSkypeなどでご連絡させていただいていました。)


初めて寮生活の様子をご覧になって、いかがでしたか?

先ほど、少し娘の部屋で過ごしていました。
そこで驚いたのは、娘に「静かに行動する」ということが身についていたことです。感動しました。

いつもなら、好き勝手にドタバタ歩いたり、ドカンと座ったり、曲を聞きながら片付けしたりするのに、
周りが静かだったら自分も静かにしようという意識を持てるようになっていました。

ほかにも、彼女が私を案内するときに、
さりげなく電気をつけてくれたりして、案内が上手になっていました。

相手の立場を考えて、自分を律せるような場面が見られたので、とても嬉しかったですし、すごいと思いました。

やってと言って、できるものでもないですしね。

10ヶ月で変わったな、えらいなと思いました。

共同生活のなかで自然に身についたんだと思います。
きっと親ではできなかったことかな、と。

寮生活には、部活動や家庭にはない要素があるんだと思います。

周囲を思いやり、気遣いができる場面がたくさんあるのでしょう。
自然にそういったことが身についていて、すごいなと思いました。


【久米島離島留学】お母様インタビュー
(ミーティングにもご一緒に参加。寮生の皆へ、「久米島で自分の道を見つけていってほしい」と素敵なメッセージをいただきました。)



今回は、夕食も生徒たちと食堂で一緒にお召し上がりいただきました。いかがでしたか?

実際に試食をして、雰囲気を味わう機会をもてて嬉しかったです。

寮で3食作っていただいているのはとてもありがたいですね。
作ってもらうのは何でも美味しいな、と。私は主婦として毎日作るばかりですからね(笑)。

ボリュームのことで、特に男子は気になる人もいるかもしれないけど、
栄養面を考えてつくられているメニューなので、
ほかは、自分の好きなものを好きなタイミングで食べられるのはいいかもしれない、と思います。
自分で考えてカバーできれば、大人っぽいですしね。

保護者の方で食事面が気になる方は、寮に来るときに試食されることをおすすめします。



15歳で久米島高校に進学することに対して、お母様はどういうお気持ちだったのでしょうか。

親元を離れるのが普通より3年早くなっちゃったけど、
自分で出ていくという決断をしたのだから、応援します、という気持ちでした。

きっと娘は3年間しっかりやるだろうから、心配はない。
困ったことがあっても乗り切れるだろうし、また、困ったときはしっかり困ってほしい。

早いけど、早い分だけしっかり勉強できるのではないかな、と思っていました。

子どもには子どもの人生があります。そして、自分で切磋琢磨しないと、自分の人生にならない。
離れて暮らしていても、責任はとるから自由にやりなさいというスタンスです。


今後はどういう人になってほしいですか?

娘には、自分の頭で考え、地面に足をつけて行動できる大人になってほしい、と思っています。

久米島に来てから、娘からはほとんど連絡が来ませんが(笑)、
彼女が久米島での生活を楽しんでいることはよく伝わっています。

保護者に送られる寮通信や、ブログでみる写真の表情、
たまにする電話口の声や言葉遣いで感じ取ることができます。
帰省したときにしかちゃんとしゃべらないけど、うちは16年間こんな感じなので(笑)。

久米島の皆さんに対しては、久米島や沖縄の土地柄だと思いますが、
なんでも包み込んでくれてありがとうと思っています。

離島留学制度があることで、確実に島へのリピーターやファンが増えています。
生徒たちを受け入れてくださっている久米島の皆さんに感謝しています。


久米島留学を検討・予定されている親子の方々が、このブログをご覧いただいているようです。最後にメッセージをいただけないでしょうか。


送る言葉ですか…。

(しばらく考えたあとに)


ひらめいた!

「かわいい子には旅をさせろ」

お父さんも同じことを言うと思います。

頭でっかちはだめです。いろんな苦労をして、痛みも知るから、成長できると思います。
自分の足で歩いて、いっぱい考えて、そのなかで自分で答えが出せればいいんじゃないかと思っています。

そして、娘は、この1年間、初めての土地で、学校生活も寮生活もとても頑張ったと思うので… 
今後は勉強に力をいれてほしいですね(笑)。
勉強しないと相手を喜ばせてあげられないということは、親として伝えていかないといけません。


月並みですが、「久米島で高校3年間を過ごすことで、
目の輝きと声の表情が変わります!!!!」と、皆さんに伝えたいです(笑)。

この強い思いも声でしか伝わらないと思うので、音声でアップしてほしいくらいです(笑)。


【久米島離島留学】お母様インタビュー
(お土産にいただいたバウムクーヘンに寮生が群がる様子。保護者の方々、いつもお心遣いありがとうございます!)



今後も保護者の方々からの声をご紹介できると良いなと思います。
お母様、丁寧にお答えくださり、本当にありがとうございました!




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Posted by 久米島高校離島留学生の寮生活 at 18:41│Comments(1)寮生と家族久米島生活寮生活
この記事へのコメント
同じ親として、心打たれるお話でした。
子育てしていると、親の幸せとは、子どもの成長を感じることだなーと思います。
初めて歩いたとき、一人で買い物できたとき、自分なりの将来設計をしていると分かったとき、子どもに逆に諭されたとき・・・。
離れて暮らすのは、成長の瞬間に立ち会えないし、頭の中のイメージが別れた瞬間でフリーズして、親としての喜びを失う感じがします。
親元を離れての生活、寮生も勇気が要ったと思いますが、お母様のご決心も、それ以上だったと思います。
でも、その分、久しぶりに会うと、たくさんの成長を感じて、どかんと幸せな気分になれるのかも。
寮生のお母様、こんな分析で合っているでしょうか?
Posted by いるのにいないやいびーん at 2017年03月15日 15:52
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